格安SIMの「データ通信無制限」の落とし穴

格安SIMのデータ通信無制限プラン

格安SIMには「データ通信無制限」で使えるプランも用意されている上に、大手キャリアよりも値段が抑えられており、お得に使いやすいプランが用意されています。ですが、よくプランの内容を確認しておかないと、思わぬ落とし穴にはまってしまう場合もあるため、注意が必要です。

データ通信無制限プランとは

データ通信無制限プランとは、その名のとおり、データ通信が「無制限」に行うことができ、通信量に応じて通信料金の変動がないプランのことです。1GB/3GB/5GB/7GBなど、通信量に応じて段階的に料金が上がっていくプランとは異なり、毎月一定料金でデータ通信を楽しむことが可能です。 格安SIMをどの業者と契約するのかにもよりますが、月数千円でネットが使い放題の固定料金になるならば、月々の料金も計算しやすく、使いすぎて高額料金を請求される恐れもないのが魅力でしょう。

カウントフリーとは別サービス

データ通信無制限プランは、カウントフリーと呼ばれるサービスとは別のサービスになっています。一部の格安SIMに導入されているもので、カウントフリーのサービスを使えばたとえ「1GBの格安プランでも特定のSNS使い放題」といったデータ通信無制限とはまったくの別物です。 格安SIMでも言われる「データ通信無制限プラン」とは、カウントフリーのことではなく、どのサービスを使っていても通信量の制限がないプランのことを指すものです。

実際は制限がある

データ通信無制限プランとうたってはいますが、実際には制限が設けられています。通信無制限プランなのに制限があるというのは矛盾があると感じますが、どういうことなのか解説します。

通信量によっては制限されてしまう

データ通信無制限プランを使っても、1日や3日など、定められた期間内で一定以上のデータ通信を行うと「通信速度」の制限が課されます。たとえば、「3日間で10GBを超える通信があった場合」という制限を受けた場合には、いつもは高速で通信が行えているのに、制限が解除されるまでは128kbps~1Mbps程度まで幅はありますが、低速での通信を余儀なくされるのです。 そのため、データ通信無制限という言葉だけに踊らされず、格安SIMそれぞれが設けている詳細な制限を把握し、通信量が多すぎることによる制限を回避できるのか、よく検討してから加入する必要があります。