退職届・退職願いを提出する際に知っておきたいマナーあれこれ

誰に、いつまでに提出するのか 退職願を渡すのは直属の上司です。法的には2週間前までに退職したい旨を告げておけば、会社は辞められることになっていますが、会社ごとの就業規則では大抵1~2か月前までに申し出る必要があります。会社の就業規則に従いましょう。 退職願提出前にしておくことは? 一般的な退職の流れは、まず直属の上司に退職したい旨と退職日の打診をしておきます。この時に退職願を携えて上司に手渡しするか、後日退職願を書いて渡すかのどちらかですが、上司と相談の上、就業規則を確認し退職日を決め、後日、日付入りの退職願を提出する方が穏便に済みます。 就業規則で退職希望日の2か月前までに申し出ることになっている場合、上司に相談するのは退職希望日の2か月以上前、退職日が決定していて日にちをずらせない事情があるときは、3か月前くらいに相談しておいた方がよさそうです。退職願いは直属の上司に静かな場所で直接手渡しましょう。 提出までの保管方法 退職願・退職届は正式な書類なので、汚したり折ったりせずにきれいな状態で保管しておきましょう。間違ってもポケットに入れっぱなしでしわしわ、なんてことのないように。クリアファイルなどに挟んでおけば汚れず安心です。 退職届・退職願の渡し方 円満に退職するなら、規定通りに書いた退職届・退職願だけでなく、その渡し方にも細心の注意を払いましょう。たくさんの人がいるオフィスで、さも気軽な調子で「これ、退職願です」と手渡すなどもってのほかです。 手渡すときは、会議室など静かな場所に上司に来てもらい、呼び立てたことを詫びてから厳粛な態度で渡すのが望ましいですね。この時、名刺と同じように必ず両手に持って差し出してください。お世話になった人への謝辞の気持ちもこめて、まじめな態度で渡した方がいいですね。