保健機能食品は補助的に摂る

保健機能食品は、普段の食事では不足しがちな栄養素を補うのが目的の食品で、薬ではありません。そのため、病気を治すものではなく、今の健康な状態を持続させたり増進させたりするのが目的です。 とはいえ、あくまでも基本は日頃の食事にあります。栄養バランスの取れた食事を心がけて、それでも不足する分を補うのが保健機能食品です。食事がなおざりで健康食品に頼ってしまうのはNG。さらに、健康な身体づくりのためには、食事だけでなく適度な運動や十分な休養も欠かせません。

摂り方に気をつける

保健機能食品は薬代わりにはならないので、病気を治すことが目的で摂取するのは間違いです。反対に「薬ではなく食品だから安全」と思い込み、たくさん摂り過ぎたり誤った摂り方をしたりすると、今度は副作用の心配があります。複数の保健機能食品を同時に摂ったり、処方薬と一緒に摂ったりする際には、かかりつけの病院に相談するなど慎重に調べた上で使用を始めてください。 保健機能食品は、病気の人、高齢者、妊産婦、乳児、小児への使用は特に注意が必要です。 また、同じ保健機能食品を長い期間摂り続けることの安全性も正確にはわかっていません。 さらに、宣伝や広告をうのみにしないことも大切です。一部の強調された宣伝文句に気を取られるのではなく、パッケージの表示をよく読むようにしましょう。注意すべきポイントが、目立たない小さな字で記載されていることもあります。